上海ディズニー チケット転売防止策と史上最も厳しい入園規則  

2016/04/03
更新: 2016/04/03

中国上海で6月16日に開園する「上海ディズニーランド」は、トラブル防止のために、チケット転売対策やコスプレ禁止など、あらかじめ対策を打ち出している。

上海ディズニーランドは3月28日、公式サイトでチケット販売を開始した。直後にアクセスが殺到して、30分で2万枚のチケットが売れて、一時システム障害が起きたほど、中国本土で初めてのディズニーランドに注目度が高い。

 チケット転売防止策

香港メディア「東ネット」3月28日の報道によると、チケットの不正転売を防止するため、上海ディズニーは、ネットでチケットを購入するとき身分証明証の登録を要求し、入園の際に本人が登録した身分証明証を提示した上で、全員がそろって一緒に入園しなければならないという。にもかかわらず、499元の開園初日のチケットを580~1000元の高値で転売するサイトが現れている。

また、上海ディズニーは、提携する複数の旅行代理店の名前を公表した。代理店はチケット単独販売せず、上海ディズニー観光ツアーと一緒に申し込むようにと伝えているという。

 史上最も厳しい入園規則

上海ディズニーのもう一つの特徴は、園内ルールが異常に多く、違反すれば退園を命じられる可能性もあること。伝えられるところによると、入園者は身なりを正しくしなければならず、16歳以上は「アニメ・映画・漫画の登場人物の服装は禁止」、コスプレ禁止、風変わりなマスクは禁止など。

食料や飲み物以外に持ち込みを禁止されているものが、カメラの三脚、折りたたみ式の腰掛、燃えやすいもの、ナイフ類、武器や爆発物に似せたおもちゃ、水鉄砲など挙げられる。

さらに敷地内では、自撮り(セルフィー)、凧揚げ、BBQ、テントを張る、水泳、キックボードやスケートボードの使用などが禁止される。

米ディズニー本社が、安全のため、世界中のすべでのディズニーテーマパーク内での自撮り棒の使用を禁止すると決定した。パリ、香港と東京のディズニー・リゾートは昨年、敷地内での自撮りを禁止した。米国カリフォルニア州とフロリダ州のディズニーランドも今年3月30日から全面禁止になった。

上海ディズニーリゾートは、12番目のディズニーのテーマパークとなり、敷地の大きさは東京ディズニーリゾートの約2倍、テーマパークは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせて同じほどの大きさ。

(翻訳編集・佐渡道代)