「正義のため、江沢民を裁判に」 米下院議員 

2016/02/12
更新: 2016/02/12

米連邦議会議員、下院司法委員会の委員テッド・ポー氏は大紀元本部と在米中国語衛星放送局・新唐人テレビ(NTDTV)の共同インタビューを受けた際、中国の習近平国家主席に対し、(中国伝統気功)法輪功へのジェノサイド(集団殺害)などの容疑で江沢民元国家主席を逮捕し、公開裁判にかけることを呼びかけた。

元テキサス州裁判官だったポー氏は「(一部で噂されている)江沢民氏を軟禁するのは、正義を守ることにならない。法律のもとで同氏を公正に裁くことが重要だ。もちろん、彼には自己弁護する権利もあるし、法輪功に対する犯罪事実が証明されれば、法的責任を追及するのは至極当然のことだ」と述べた。

同議員は、米国を含め各国政府は中国政府に対し、このような重大な人権侵害案件の加害者への裁判を促すべきとしている。

法輪功側は、約17年前から始まった弾圧は、当時の江沢民国家主席とその一派が最高指導部内部の多数の反対意見を押し切って発動、主導してきたものと主張しているほか、長年来、大勢の愛好者が迫害により死亡、その臓器を収奪・密売する公安・司法・病院による組織ぐるみの臓器狩りが行われていると国内外で訴えている。

法輪功情報サイト「明慧ネット」の集計では、昨年5月から現在に至るまで、国内外の愛好者やその家族およそ20万人が中国最高検察院・最高人民法院に、同グループに対する集団殺害、拷問などの容疑で江氏の刑事責任を追及するよう告訴状を送った。中国司法当局はこの件について沈黙を保ったままである。

(翻訳編集・叶子)