原因は? 相次ぐ中国空港内の接触事故

2016/02/01
更新: 2016/02/01

27日正午ごろ、上海虹橋国際空港で中国東方航空の旅客機2機が軽く接触するという事故が起きた。死傷者はいないもよう。

中国メディアの報道によると、西安から上海に到着したMU2153が滑走路を移動中に、同機の右翼が停機中の別の機体の左翼に接触した。その際、MU2153機の乗客はわずかな揺れを感じたという。事故発生後、同航空会社はこの2機の乗客を降機させたが、空港の業務に影響はなかった。

この2年間、中国では空港内を移動中の旅客機が接触事故を起こすケースが相次いでいる。

2014年11月11日には、杭州白雲国際空港で滑走中の中国南方航空の旅客機が滑走路のラインを超えて停機中の東方航空機に接触。南方航空機の左翼が折れ、東方航空の機体に穴が開くという事故が起きている。

また同年10月1日には、厦門航空のボーイング787機が北京首都国際空港第二ターミナルでボーディングブリッジに接触。左エンジンの吸気カウルが損傷したため、同機は正常に飛行できなくなった。

(翻訳編集・桜井信一)