中国で23日、列車の乗客80人余りが、雪原広がる深夜の駅に置き去りにされるという珍事が起きた。
中国メディアが被害者の乗客からの話として伝えたところによると、事件が起きたのは同日午前1時ごろ、河南省信陽行きの長距離列車K1453。車掌が駅名を間違ってアナウンスしたため、乗客100人余りが別の駅で下車した。間違いに気づいた乗客が再度乗車しようとしたところ、車掌がこれを拒否して発車させたため、制止を振り切って無理やり乗り込んだ一部の乗客を除き、80人余りが真冬の深夜の駅に置き去りにされた。
約2時間後、駅長と名乗る男性がタクシーやマイクロバス、自家用車などを用意し、全員が目的地まで無事送り届けられた。
翌日、この一行が到着する予定の駅長は取材に対し、この件について詳細を知らされていないとコメントした。
(翻訳編集・櫻井信一)
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