中国の習近平国家主席は3日午前、北京の天安門広場で行われた中国の抗日戦勝70周年を記念する式典と軍事パレードでの演説で、約230万人の中国軍の兵力を30万人削減すると宣言した。
習主席は記念演説で、中国軍に対し「祖国の安全と人民の平和な生活を守るため、神聖な職務をしっかりと心に刻むように」と強調。そして「中国は終始平和発展の道を歩み続ける」としたうえで、「中国軍の兵力30万人削減を実施する」と宣言した。
1949年の政権樹立後、中国軍はこれまでに10回の大規模な兵力削減を行った。総兵力は朝鮮戦争時の627万人から現在の230万人に減ってきた。今回の削減でさらに200万に縮小すると見込まれる。
天安門の望楼で当日、習主席夫妻をはじめ、中国共産党の指導部メンバー、ロシアのプーチン大統領や韓国の朴槿恵大統領ら31カ国の首脳級が記念式典に出席した。また、胡錦濤前国家主席や江沢民元国家主席ら長老も登場した。
(翻訳編集・王君宜)
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