中国、武器輸出入国世界3位に浮上=スウェーデン調査

2015/03/17
更新: 2015/03/17

【大紀元日本3月17日】中国がドイツ、フランスを抜き武器輸出国世界3位になった。スウェーデンのシンクタンク・ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が16日に発表した10年~14年の5年間の武器輸出統計によると、1位に米国、2位のロシアには大きな差はあるものの3位に中国がついた。

また前回調査の05~09年と比べて2.4倍に増加させ、世界シェアを3%から5%に高めた。欧州連合(EU)加盟国の輸出量は前回の5年間と比べて16%減少した。

中国政府が5日に発表した国防予算は、前年実績比10.1%増の8868億9800万元(約16兆8500億円)で過去最高を更新した。5年連続で2桁増という勢いの軍事増強を続ける中国は、武器輸出でも欧州主要国を抜いた。

武器輸入は1位がインド、2位は躍進するサウジアラビア、3位に中国がつけた。中国は前回の5年間より輸入量を42%減らした。同シンクタンクによると、中国国内の軍需産業の発展により輸入量は減ったと分析する。中国へ武器を輸出するのは1位がロシアで61%を占める。2位がフランスの16%、3位にウクライナの13%。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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