【大紀元日本2月12日】中国外務省は11日、習近平国家主席がオバマ大統領と電話会談し、米国の招待を受け入れ、今年9月に初めて公式に訪米すると発表した。訪米期間中、国連創設70周年の記念行事にも出席する予定。
米ホワイトハウスは同日、習主席の訪問に歓迎の意を表した。電話でオバマ大統領は中国に対し、サイバーセキュリティ問題をめぐる見解の相違解消に向けた「迅速な取り組み」を訴えたという。
一方、習主席は「互いの核心的利益と重大な懸念を尊重しなければならない」と台湾やチベット問題などでアメリカを牽制した。
中国人民大学の国際関係研究所の殷弘・教授は英BBCの取材で「グローバル規模の問題で双方は合意や協力に達することができるが、東シナ海や南シナ海、またはサイバー攻撃、中国の軍拡などの問題では、合意または実質的進展に到達するのはとても困難である」と指摘した。
(翻訳編集・王君宜)