美容整形手術の失敗、中国人女性が脳死状態

2015/02/06
更新: 2015/02/06

【大紀元日本2月6日】整形手術を受けるために韓国を訪問した中国人観光客は、手術に失敗し、脳死状態にあることが明らかになった。韓国美容整形は中国人に人気が高く、韓国経済を支える1つの柱となっているが、中国人向けのサービスのトラブルは増加している。

韓国メディアによると1月27日、50代の中国人女性はソウルのチンタンドンK整形クリニックで美容整形手術中、心肺停止になり、脳死状態になった。麻酔過多が原因の可能性があるとクリニックは説明する。

韓国メディアはこのクリニックの違法性を指摘している。医療許可を得ておらず、中国旅行者に認可されていない手術を施し、利益を得ていたという。

ニューヨーク・タイムスによると韓国の美容整形手術市場は米国、ブラジルに次ぎ第3位。その利益は国の総GDP4%を占める。韓国経済の担ぎ手となる市場は中国人が支えている。2013年に韓国で整形手術を外国人は2万4075人で、中国人はそのうち1万6282人と多数を占める。

一方で、韓国・中央日報によると中国人の韓国での整形トラブル発生率は毎年10~15%の割合で増加している。女性には精神的苦痛となる顔面の大きな傷や、後遺症に悩まされるなど、金銭では埋められない失敗事例も増加している。

(翻訳編集・佐渡 道世)

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