【大紀元日本1月9日】香港の映画スター、ジャッキー•チェンさんの息子の房祖名(ジェイシー・チャン)被告(32)は9日午前、北京市の裁判所から懲役6カ月と罰金2000元(約3万8千円)の実刑判決を言い渡された。中国人ネットユーザーから「軽すぎる」などと非難の声があがっている。
中国メディアによると、房被告は公判で罪を認めた。起訴状によると、2012年から2014年にかけて、房被告は繰り返し知人を自宅に招き、ともに麻薬を使用した。
房被告は、昨年8月14日に北京の警察当局に麻薬使用の疑いで逮捕された。同12月に麻薬を使う場所を提供した罪で起訴された。中国の刑法では場所提供の罪に3年以下の懲役などが科せられる。
5カ月近い未決勾留日数を差し引き、残りの刑期は1カ月余りとなっている。残刑期が3カ月以下の場合、刑務所の代わりに拘置して執行する。房被告は2月14日に拘置所から釈放される。
それに対し、中国人ネットユーザーから北京市裁判当局の判決に批判が噴出している。
「軽すぎる。父親がJ.チェンじゃなければ、ありえないことだ」
「麻薬使用と場所提供、不法所持などの併合罪なのに、3年を科さないと、法律の名を汚す」
「中国の法律は腐敗しすぎだ。だれも腑に落ちないだろう」
「丸刈りになってないし、囚人服を着ていない。裁判よりも表彰会と言ったほうがよい」
「これは刑罰とは言えない、ジャッキー•チェン親子のコマーシャルだ」
(翻訳編集・王君宜)