【大紀元日本11月29日】中ロ両国が来年の合同軍事演習計画を協議していることがわかった。両国政府が最近、相次ぎ表明した。
ロシアのショイグ国防相は11月17日、来年地中海及び太平洋で両国が合同軍事演習を行うと発表した。
それに続いて、中国国防部の耿雁生・報道官も27日の定例記者会見で明言、「いかなる国にも脅威をもたらすことがない」と強調した。
中国共産党機関紙「人民日報」(電子版)は同報道官の発言として、合同軍事演習は両国の「新な挑戦、新な脅威」に対応する能力を高めるほか、「地区の平和と安定の維持に積極的な役割を果たす」と報じ、「日米同盟関係と同列に論じるのは、適切ではない」とする同報道官の言葉を伝えた。
ウクライナへの軍事侵攻で欧米諸国から制裁を受けているロシアはその後、中国との交流と協力関係を一層強化している。特に今年5月末から6月初めまで東シナ海で行われた両国の大規模合同軍事演習に関して、「日米をけん制するため」との見方が大勢だ。
ショイグ国防相は11月中旬、中ロ政府間軍事技術協力合同委員会の会議出席のため訪中し、中国の李克強首相らとも会談した。
(翻訳編集・叶子)
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