【大紀元日本11月5日】北京で2日に閉幕したファッションイベント「中国インターナショナルファッションウィーク」で、10月30日に行われたあるショーが話題になった。先頭のモデルの上着の白い裾は長さ10メートル余りで、血を思わせる強烈な赤色に染められ、ランウェイ上を長く引きずり、その後には、ナース姿の数十人の女性モデルが、白地に真っ赤な乱れ模様の傘を差しながら、ずらりと並んでランウェイを黙々と歩いた。
中国のソーシャルメディアには、「『雨傘運動』とも呼ばれている香港の民主化デモを連想してしまう」との声が相次ぎ、スナップ写真が次々と投稿されているにもかかわらず、中国国内メディアは報道を控えている。
一方、そのデザイナー、昨年同ファッション・ウィークで金賞を獲得した中国本土の劉薇氏は中国国内メディアの取材に対し、深刻な大気汚染が中国人にもたらす健康被害を表現したまでで、香港デモとは関連がないと回答した。
このショー自体は、日本メーカー「東レ」の高機能衣料素材「COOL WHITE(クール ホワイト)」を披露する企画である。
(翻訳編集・叶子)
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