教師が生徒に「正座」の体罰を強要=中国四川省

2014/09/26
更新: 2014/09/26

【大紀元日本9月26日】北京地方紙・新京報(電子版)が23日、8歳の児童がミスを犯したため、クラス児童の前で正座を強要されていると、写真付きのネット投稿を引用して報じた。

ネットユーザーからの情報によると、少年は四川省資陽市安岳県の「両板橋九義小学」の3年生である。

同県教育局の局長兼党書記は26日、同紙の電話取材を受け、教師による児童への「正座の体罰」の件を認めた。現在、当事者の教師は調査を受けているが、まだ通常出勤しているという。

実際には、中国では教師による生徒への体罰は珍しくない。

河北省のある中学校の校長は2011年9月、夜の寮でポーカーをした生徒らを殴った映像がネットに流れたことで免職処分を受けた。

教育の専門家らは中国では現在、成績が学問的成功を判断する唯一の尺度となり、教師が優秀かどうかを決定する唯一の要因となったと指摘する。

また、教師という職業は強い不安や悩み、ストレスなどを伴う「ハイリスク層」となっていると強調している。

(翻訳編集・王君宜)
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