【大紀元日本8月20日】米大手医療機構の「コミュニティ・ヘルス・システムズ(Community Health Systems)」は18日、中国からのサイバー攻撃により、4月~6月にかけて患者450万人分の個人情報が盗まれたことを明らかにした。ロイター通信が報じた。
同機構の広報担当者は、米連邦捜査局(FBI)や、複数のサイバー・セキュリティ会社の調査結果として、「この攻撃は中国からだと確信している」と述べた。
調査を主導した米サイバー・セキュリティ会社「ファイア・アイ」の専門家は、攻撃には中国政府とのつながりが疑われるハッカー集団「APT18」が関与していると発表した。
同医療機構が規制当局に提出した報告書によれば、盗まれた個人情報は、過去5年間に受診した患者の氏名、生年月日、住所、電話番号、社会保障番号などであり、クレジットカードの番号やカルテの情報は盗まれていないという。
FBIのジョシュア・キャンベル報道官は、捜査を行っていることを明らかにしたが、詳細には触れなかった。
FBIは今年4月、全米の医療機構に対して、そのネットワーク・セキュリティの脆弱性を警告したばかり。
コミュニティ・ヘルス・システムズは29の州で206軒の病院を経営している。
(翻訳編集・叶子)