香港で51万人参加の反中デモ 「中国共産党の脅しを恐れるな」

2014/07/02
更新: 2014/07/02

【大紀元日本7月2日】香港返還17周年を迎えた1日、普通選挙などを求める民主派団体が呼びかけたデモが行われた。言論の自由を制限する条例案・香港基本法第23条に反対する2003年のデモ以来の最大規模で、主催者の発表によると、約51万人が参加した。一部では「100万人に達した」との情報もある。警官隊数千人が出動し、厳しい警戒態勢が敷かれた。

中国政府が6月10日に発表した「一国二制度」に関する白書は、香港は中国政府の管轄下にあり、「完全な自治権」を持っているわけではないと強調。「香港の高度な自治権が白紙になるのではないか」と市民の懸念が一気に高まった。

こうした背景の中、多くの市民が今回のデモに参加したと思われる。

デモは午後3時半からスタート、夜11時ごろまで続いた。参加者たちはビクトリアパークから出発、「香港市民の自治を守れ」「中国共産党の脅しを恐れるな」「共産党にノー」などの内容のバナーを掲げた。中央政府のお気に入りとされる梁振英行政長官の辞任を求めるシュプレヒコールも繰り返された。

主催者によると、終点のセントラルのチャターロードでは、デモ終了後に約8千人の市民が徹夜の集会に参加した。警察当局は2日午前2時45分ごろから参加者を強制退去しはじめ、午前11時ごろまでに約511人の身柄を拘束した。双方は衝突しなかったという。

中国国内のインターネットでは、今回のデモに関する情報は検閲の対象になっている。

 反中デモの列3 (大紀元)

 反中デモの列2 (大紀元)

 反中デモの列1 (大紀元)

 反中デモに参加する市民4 (大紀元)

 反中デモに参加する市民3 (大紀元)

 反中デモに参加する市民2 (大紀元)

 反中デモに参加する市民1 (大紀元)

(翻訳編集・叶子)
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