【大紀元日本6月19日】2歳でこの世を去ったイタリア出身のロザリア・ロンバートちゃん。彼女の遺体は防腐処理により、90年以上経った今なお、昔とほとんど変わらない状態を保っており、“眠れる森の美女”と称されている。
1918年、ロンバートちゃんはシチリア島に生まれ、2歳で肺炎を患い亡くなった。彼女の両親は、地元で有名な防腐処理専門家アルフレード・サラフィア氏に遺体の保存を依頼した。保存処理後、彼女の遺体はカプチン会修道士地下墓所に置かれた。
ロンバートちゃんがこの世を去って1世紀が経とうとしている今でも、彼女の遺体は眠っているかのように、完璧に保存されている。
サラフィア氏が当時、ロンバートちゃんに対して行った防腐処理の技術は公開されていないが、彼の書いた回想録の中にヒントが隠されている。サラフィアちゃんはホルマリン、亜鉛塩、サリチル酸、グリセリンなどの成分を使って防腐処理されたという。
(翻訳・海田)