【大紀元日本6月12日】韓国ソウルで11日、ラン科の植物で観賞用として人気の高い春蘭(シュンラン)のオークションが行われた。希少品で「円瓣素心ー短円素」という名称の春蘭は5300万ウォン(約530万円)の最高価格が付いた。入札したのは韓国人愛好家。
韓国農林水産食品部の外郭団体「農水産食品流通公社」が主催するこのオークションには、日本や台湾の愛好家たちも駆けつけ、出品された145種類、300株以上の春蘭のうち、約130株が落札され、落札総額は約5億ウォン(約5000万円)。
オークション開催の主旨について、同公社は大紀元時報の取材に対して、「春蘭の優良品種を保護すると同時に、その知名度を上げ、国際市場への進出を後押しする」と語った。
春蘭はラン科植物で、主に中国、日本に分布。春に開花することから、「春蘭」と呼ばれている。様々な園芸品種があり、花色を楽しむ品種を「花物」、葉をメインに乾燥する品種を「柄物」と呼び、系統も花色や葉の模様で分けられている。代表的な花物の系統に「赤花」「白花(素心)」「覆輪花」「縞花」、柄物に「虎斑」「蛇皮」「縞」などがある。
(記者・朴蓮、翻訳編集・叶子)
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