韓国税関 大量の偽ドル札摘発 紙幣識別機も判別できず

2014/06/09
更新: 2014/06/09

【大紀元日本6月8日】韓国釜山の金海国際空港の税関は5月26日、大量の偽100ドル札を持ち込もうとした疑いで2人を逮捕した。警察当局は組織犯罪の疑いが強いとみて、捜査を続けている。

押収された偽100ドル札は297枚、総額約300万円。容疑者の2人は旅行用かばんに隠し持ち、上海発金海空港行きの航空機に搭乗して韓国に入国しようとした。当局による取り調べに対し、主犯格の男(59)は「中国の偽札製造業者から1800万ウォン(約180万円)で買った」と自供。

 問題の偽札は精巧に作られており、容疑者らは「中国の銀行に持ち込んだが、そこの紙幣識別機では偽札と判別できなかった」と供述。

韓国の複数の都市銀行の紙幣識別機でも、正確に偽札と判別できなかったことから、韓国当局は、「北朝鮮が国を挙げて製造している偽ドル札と同等の偽札製造技術」とみており、中国国内の専門組織の関与を示唆し、捜査を急いでいる。

 (翻訳編集・叶子)