【大紀元日本6月2日】米副大統領ジョー•バイデンは空軍士官学校卒業式での講演で、現代中国ではいかなる革新的なものも生まれていないと指摘した。同副大統領は以前にも、「技術革新は自由に呼吸できる場所で起こる」と同じ主旨の発言を繰り返し、中国の抑圧政策や独裁が創造性をつぶしていると中国を批判した。 米CNNが報じた。
バイデン副大統領は5月28日に行われた同講演で、「中国で毎年卒業する科学者やエンジニアの人数は米国の6~8倍に上っている。しかし、中国から革新的なプロジェクト、革新的な変化、革新的な製品が一つでもあれば、ぜひ教えていただきたい」と発言し、この現状を作り出した理由は中国で進められている人権抑圧にあると指摘した。
バイデン副大統領によると、90年代、米国人が日本は大きな脅威や経済の競争相手になることを懸念していた時、彼は人々に「未来は日本にある」と話していたという。人々は現在、また同じように中国を言及しているが、同副大統領は「私は中国の成功も願いたいが、ちょっと勘弁してください」と述べた。
昨年12月の訪中で、バイデン副大統領は習近平主席に、「人権が尊重されていないと感じている人が米国にやってきた。自由は米国のDNAに刻まれている」と伝えたという。
米通信社ブルームバーグによると、同副大統領は2012年にアイオワ州を視察した時も、学生らに「中国はなぜ、私たちの知的財産を盗むのか?中国ではなぜ、何の革新もないのか?もしあなたもインターネット上で発した言論が削除されたり逮捕されることを心配しなければならないならば、人と異なる考え方を持つことは不可能だ」と語った。
バイデン副大統領の演説について、中国外務省からはコメントが出ていない。
(翻訳編集・王君宜)