【大紀元日本5月27日】新疆ウルムチ市で5月22日に起きた爆弾攻撃事件で少なくとも43人が死亡、100人近くが負傷した。4月30日にも同市の駅で爆破事件が発生した。相次ぐ事件の発生を受け、中国当局は23日、今後1年間、「暴力やテロ活動取り締まり特別行動」を実施すると発表し、力でウイグル族の反発を封じ込む狙いだ。すでに200人が拘束されたと伝えられた。
新疆の政府系ニュースサイト「天山網」によると、新疆当局は6月23日から来年6月まで、「暴力やテロ活動取り締まり特別行動」を発動し、これを「超規的手段で断固としてテロリストを撲滅する」と称した。
報道によると、現在新疆当局はグルカ、アクスとホータンの3つの都市で戒厳令を発令した。新疆の半分近くは「1級」の警戒態勢が敷かれた。25日朝、警察当局は一斉に行動を起こし、23テログループに絡む200人以上を拘束し、爆発装置や爆発物など200点を押収した。
一方、世界ウイグル会議の広報担当アリ•ウッド氏によると、「暴虐的政治が止まなければ、抵抗は止まない」とし、弾圧が新疆の情勢をより混乱させると指摘し、「中国ではあらゆる民族に、平和的ルートで政府の政策に不満を表現する権利がない。デモなどで不満を示す権利はない」と中国政府を批判した。
(翻訳編集・林茉莉)
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