【大紀元日本4月18日】中国新疆で監禁されている著名な人権弁護士・高智晟氏の生い立ちを記録するドキュメンタリー映画「恐怖を超えて」の上映会が8日、ベルギーの首都のブリュッセルの記者クラブで開かれた。
上映会には欧州議会のエドワード・マクミラン・スコット副議長の秘書が訪れ、「高智晟氏のストーリーはすべての人が知るべきだ」とする内容の声明を発表した。スコット副議長は中国人権、特に高智晟弁護士に深い関心を持っており、複数回にわたって国際会議などで高氏の釈放を中国当局に求めていた。
アムネスティ•インターナショナルのベルギー支部、中国部担当のフィリップ・ギブロン氏は同映画鑑賞後に「深く心を打たれた。中国にはこのような人々、このような英雄がいて、彼らは中国の人権のために奮闘していることが分かった」と話した。
「恐怖を超えて」では高氏が人権弁護士になった経緯や、不平等な待遇や人権侵害を受けた社会的弱者、特に、当局の弾圧対象である法輪功学習者のために弁護したことで投獄されたことなどが語られている。中国系アメリカ人の馬文エイ監督は、「高弁護士の境遇が広く知れ渡ることは、救助の手助けになる。また弁護士の境遇から法輪功学習者が受けている迫害の状況も知ることができる」と映画製作の趣旨を語った。
(翻訳編集・林茉莉)
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