【大紀元日本4月11日】フランスの税関は10日、北西部ルアーブルの港で中国製の偽造医薬品240万錠を押収したと発表した。アスピリンや下痢止めのほか、男性機能不全治療薬の偽造品が含まれていた。欧州連盟(EU)で過去に摘発された中で、最大規模となった。昨年5月にも同港でニセアスピリン1200万錠が見つかった。
仏税関によると、一部の偽造品には有効成分がまったく配合されておらず、また正規薬品と違う成分が含まれるなど、健康被害を起こす可能性があるという。
偽造品は2月末に「中国茶」として申告された601個のコンテナの中から発見されたという。
中国のニセ薬販売額は年間30億ドルに達し、うち4割は海外に流出していると言われている。中国では最近、ニセ薬の取り締まりを強化しており、当局は昨年12月に1300人の容疑者を逮捕し、ネット上のヤミ薬局を数十店閉鎖した。
(翻訳編集・高遠)
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