【大紀元日本4月8日】中国政府公認のキリスト教会である浙江省温州市の三江教会は、地元当局に強制撤去を命じられたため、信者ら数千人が2週間前から教会の周りに座り込み抗議を行っている。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
報道によると、教会を通りかかった同省のある政府高官が、屋根の十字架が「目立ちすぎる」とし、「違法建築」で強制撤去を命じたという。
当局は3日、「当該(教会)の違法建築は、安全性に関する重大な瑕疵がある」、として15点xun_ネ内の強制撤去を命じた。これを知った信者数千人が自発的に教会に集まり、徹夜で座り込み教会を守ろうとしている。警察は現場にバリケードを設置、多くの警察官や私服警察官を派遣した。
中国当局では、政府に認められていない地下教会は常に取り締まられているが、三江教会堂は当局公認の「三自教会」として建てられた。工事費は3千万元(約5億円相当)に達した。昨年9月、温州政府の公式サイトは、三江教会の建築を「模範プロジェクト」として称えていたという。
また、浙江省のほかの3カ所(泰順、文城、瑞安)の教会も、強制撤去の通知を受けた。教会関係者の話によると、当局のターゲットは、目立つ十字架を掲げた教会を狙っている。「政府は教会を強制撤去した目的が安全上の問題ではなく、この土地を使って他のプロジェクト開発で利益を生むことだ」と主張した。
(翻訳編集・茉莉)
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