【大紀元日本3月20日】中国では「世界消費者権利デー」にも、消費者をあざむく事件が報じられた。南方都市報は15日、3月上旬に広州で食用に適さない産業用の塩が食用に流出していたことが発覚し、当局は26トンを塩製造メーカーから押収したと報じた。
押収された塩には亜硝酸ナトリウムなどを含んでいた。亜硝酸ナトリウムは劇物とされており、致死量は2グラムと言われている。高濃度の溶液を摂取すると意識障害などの中毒症状が現れるという。
伝えられるところによると、塩は広東省広州市の白雲、花都、増城地区や地方都市に流出し、江西省から秘密裏に仕入れられたという。
広州の塩工業組合幹部の話では、同市の塩の消費量6万5000トンの96%は安全だと話している。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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