【大紀元日本3月5日】米イリノイ州下院議会は2月26日、法輪功弾圧の即停止を求める決議を採択した。昨年6月にも米国会で同様な決議が通過した。
全会一致で採択された決議は中国政府に弾圧の中止を求めるとともに、米政府に法輪功学習者を対象に行われたている臓器狩りを全力で阻止するよう要求した。さらに、臓器狩りに関与した医師に対して入国禁止などの措置を講じるよう米政府に提言した。
決議案では、「2000年から08年まで、6万5千人の法輪功学習者はが臓器刈りで死亡し、その他の少数民族の住民も被害に遭った可能性がある」と記され、「法輪功学習者を対象とする臓器狩りを即刻停止させるために、米政府と大統領に中国で行われている臓器移植を調査するよう促していく」と今後も関心を持つことが示された。また、法輪功学習者の臓器を利用して移植手術を行った医師の米国入国禁止を米政府に呼びかけた。
米国会では、昨年6月に臓器狩りをテーマとする決議が採択されたばかり。米国務院が毎年発表している中国の人権報告書は2011年から3年連続して臓器狩り問題に言及した。
ヨーロッパ議会も昨年12月、中国政府に臓器狩りの停止を求める決議を通過させた。
(翻訳編集・高遠)