1300年の古都焼失 雲南省シャングリラ チベット族建築物で火災続く

2014/01/15
更新: 2014/01/15

【大紀元日本1月15日】中国南部の雲南省香格里拉(シャングリラ)県の旧市街「独克宗古城」で11日午前1時半(日本時間同2時半)ごろ火災が発生。約250棟の歴史的建築物が全焼し、壊滅的な被害を受けた。

中国国内メディアは、放火の可能性はないとしており、出火原因は調査中だという。また、死傷者についての報告もない。

火災後(ネット写真)

独克宗古城は約1300年前、唐の時代に建てられた。木造の建築物が密集し、中国国内で最も完璧に保存され、最も規模の大きいチベット族の居住地で、世界中から観光客が訪れている。今回の火災でチベット仏教の文化芸術品や寺院なども焼失した。

9日には、四川省色達(セルダ)県にあるチベット仏教施設「五明佛学院」でも原因不明の出火が起き、百余棟が消失したばかりだった。

(翻訳編集・叶子)