中国当局、海運大手COSCOの幹部を汚職で調査

2013/11/08
更新: 2013/11/08

【大紀元日本11月8日】中国国有の海運最大手、中国遠洋控股(チャイナCOSCOホールディング)は7日、上層幹部の一人、徐敏傑執行董事が当局から調査を受けていると発表した。また、同社の魏家福元総裁に対して出国禁止令が出されたと共産党機関紙・人民日報傘下の国際金融報は報じた。

同社は調査で会社運営に大きな影響がないとしているが、日本時間午前11時21分時点で、同社の株価は香港市場で5%安と下落している。

調査は同氏の汚職問題に関するものとみられる。また、徐氏はかつて勤務していた同社子会社コスコ・パシフィックで汚職があったとも報じられた。

COSCOグループは米国経済誌フォーチュン社が毎年発表する世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」に複数回にランクインしていた。

徐氏は海運業界で30年の経験を持つベテランである。

魏元総裁の行動制限について同社は触れていない。

(翻訳編集・高遠)