【大紀元日本11月6日】山西省太原市にある同省共産党委員会の建物前で6日午前7時40分(日本時間同8時40分)頃、連続爆発事件が発生し、複数の死傷者が出た。中国政府系メディアはテロの可能性を示唆している。
中国国内メディアは現地公安当局からの情報として、1人が死亡、1人が重傷、7人が軽傷を負ったと報じた。
現場目撃者の話では、7回の爆発音があり、そのうちの3回は続いていた。同委員会の建物の前で小型のバンなどが立て続けに爆発し、大量の煙と炎が立ち上がった。また、爆発現場から大量のベアリング(小さな鋼鉄球)が遠くまで飛び散ったという。
ネット上の現場写真では、ベアリングのほか、鉄の釘なども散乱していた。
現場に散乱していたとされる、ベアリング、鉄釘など (ネット写真)
国営中央テレビは、同共産党委員会の建物の前の植え込みに埋められた爆発物が起爆したと報じ、国営新華社通信は手製の爆弾が使用された疑いがあるとし、党や政府を狙った爆弾テロの可能性を示唆した。
現場では爆発で破損した20台の車が止まっており、周辺は封鎖されている。
香港紙・大公報のニュースサイトは、容疑者1人がすでに拘束されたと伝えた。
10月28日北京天安門広場での車突入炎上事件に続く今回の地方政府共産党委員会前での爆発事件。9日から12日に開催予定の中国共産党の重要会議「第18期中央委員会第3回総会(3中全会)」を前に、情勢が揺れ動いている。
(翻訳編集・叶子)
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