【大紀元日本10月30日】世界銀行は29日、世界189カ国・地域でのビジネスのしやすさをランキングした年次報告書「ビジネス環境の現状(Doing Business)2014」を公開し、シンガポールは8年連続で首位に立った。上位5カ国には、香港やニュージーランド、米国、デンマークが名を連ねた。
昨年91位にランキングされたことに憤慨した中国は、今回はさらに順位を落として96位。一方、昨年中国より順位が下だったロシアは今年20位上がり、92位に付けた。ロシアは中国よりもビジネスを展開しやすいことを示す結果となった。
世銀のランキングは、契約履行や融資、電力需給、輸出入、税制、投資家の保護などを評価項目としている。中国は特に新規起業立ち上げの項目で低い点数を受けた。
中国は昨年、自国の順位の低さを受け、報告書の廃止を訴えた。世銀のジム・ヨン・キム総裁は当時、同報告書は「世界各地で改革を推進する重要な刺激になっていることは議論の余地がない」と反論していた。
日本は昨年の24位から順位をわずかに落とし、27位に付けている。
(翻訳編集・張凛音)