イギリス、日本を抑え中国の研究協力相手国2位

2013/10/18
更新: 2013/10/18

【大紀元日本10月18日】英シンクタンクNestaと英国研究理事会(RCUK)はこのほど、中国の科学技術研究に関する評価報告を発表した。英中が共同執筆した論文の数は、米中に次ぎ2位であり、中国はとりわけ、イノベーションに力を入れていることを明らかにした。なお、2011年までは、中国の研究協力相手国は1位の米国に次ぎ、日本が2位だった。

今回の定量的評価によると、中国の科学技術研究のアウトプットは世界の13%で、研究開発に従事する者は世界の25%を占めている。

中国は英国同様、基礎研究に力を入れていると同時に、イノベーションには英国の6倍に相当するインプットを注いでいる。評価に参加したNestaの責任者は「中国のイノベーション体制が急速に整い、外国の技術を吸収する力と国内の研究開発力が結びつき、発展をもたらした」と話し、英国政府に、中国との研究開発における連携を強める戦略を立てるよう促した。

現在、英中の共同研究プロジェクトには総額4700万ポンド(約74億円)が投入されている。オズボーン英財務相に同行し、このほど中国を訪問したデイビッド・ウィレッツ大学・科学担当国務大臣が新たに、合計700万ポンド(約11億円)を超える3つの共同研究基金を設立することを発表した。

(翻訳編集・張凛音)
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