2歳児の腹に1キロの「胎児」 結合双生児=四川省

2013/10/04
更新: 2013/10/04

【大紀元日本10月4日】四川省で最近、2歳児の体内にいた発達不全の「胎児」を摘出する手術が行われた。男児は腹部を圧迫する「双子の兄弟」の影響で生命の危険に晒されていた。現地メディア「東森新聞」などが伝えた。

摘出された胎児は身長約25センチ、重さ1キロで、男児の腹部の3分の2を占有していた。この胎児には完全な背骨、手足の指、頭皮などが確認されたという。術後、男児の体調は回復に向かっていると国内メディアは報じている。

2歳児は先月23日、腹部の腫れが原因で呼吸困難に陥り、病院へ緊急搬送された。レントゲン撮影の結果、医師はこの男児が結合双生児で、腫れは発達不全の「双子の兄弟」と診断した。

同様の事例は2007年にも四川省で起きている。結合双生児は遺伝子の発現異常などが原因で、およそ5万~20万の出生あたり1組程度の割合で起きる。

(翻訳編集・佐渡 道世)