【大紀元日本9月18日】収賄と横領、職権乱用の罪に問われている重慶市元トップの薄煕来被告への一審判決は、今週末にでも言い渡される可能性が出てきた。香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが18日、情報筋の話として伝えた。
この情報筋は、判決は22日に言い渡される予定だと話している。しかし、薄被告は上告することが予想されるため、今回の判決で裁判が終了するわけではないと見ている。
8月末に行われた公判で、薄被告がほぼすべての容疑を否認したことから、検察は厳しい処分が必要だと主張していた。しかし、サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、薄被告一家と近い2人の関係者は、処分は15年以下の懲役刑にとどまる可能性があると示唆している。
公判の様子を伝えていた山東省済南市中級人民法院(地裁)の公式ミニブログ(微博)は公判後、一時更新はなかったものの、ここにきて動きが出ている。17日午後5時ごろ、「法治に対する信奉と司法過程に対する尊重が結び合って初めて作用をなす」と哲学者のフリードリヒ・ハイエクの言葉が書き込まれた。その前日の16日にも、中国古代の法律格言が投稿されている。
中国共産党は中央委員会の第3回全体会議(三中全会)を11月に開催する。それまでに薄煕来裁判を終わらせる公算が高い。上告などの過程を考慮すれば、日程からでも近々、一審判決が言い渡されるのではないかとの見方が大勢だ。
(翻訳編集・張凛音)
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