「通じる英語を喋る人は少ない」 東京五輪が決まったも「閉鎖的」=英BBC

2013/09/12
更新: 2013/09/12

【大紀元日本9月12日】2020年の夏季オリンピック開催都市が東京に決まったことについて、英BBC放送(中国語版)は、東京のハード面とソフト面の両方が優れていることが勝因だとした。一方、日本の「閉鎖的」な現状についても懸念を示した。

ハード面では日本の財政の優勢、ソフト面では治安の良さとおもてなしの心、物静かさと清潔さなどを挙げ、東京が選ばれる原因を同記事は振り返った。

一方、日本には「閉鎖的」な現象も随所見られると記事は指摘。「女性の地位」と「英語力」の低さは、国際的に見ても抜きん出ているという。「東京にいても、外国人に通じるような英語を喋る人は少ない」

記事はまた東京で英語を教えるイギリス人の話として、「教える前に、まず日本式発音を覚えないと、学生とのコミュニケーションさえ取れない」と言う。「英語のつもりで話すマ・ク・ド・ナ・ル・ドを聞いて分かる外国人はいない」とこの講師は話す。

また、「日本人は外国人が何を考え、何に関心があるのかについては大して興味がない」。開催が決まってからのテレビ番組は、外国語や国際化の重要性を討論する内容が増えたことから、2020年東京五輪がどのような変化を日本にもたらし、どのように日本のイメージを一新させるかに、記者は期待を寄せた。

(翻訳編集・張凛音)