【大紀元日本9月7日】スイスの経済研究機関「世界経済フォーラム(WEF)」は4日、2013年版の国際競争力ランキングを発表した。上位10カ国はスイス、シンガポール、フィンランド、ドイツ、米国、スウェーデン、香港、オランダ、日本、英国の順である。中国は前回と同じ29位。
同ランキングは世界148の国と地域を対象に、経済・財政、インフラ、教育水準、技術革新などの分野で100以上の指標の評価に基づいており、グローバル企業にとってはビジネス環境の優劣を示したもの。
日本は前回の10位から順位を1つ上げて9位となった。順位の上昇は3年ぶりで、分野別順位で高評価を得たのは、「ビジネスの洗練度」の1位、「市場規模」の4位、「技術革新」の5位。
あわせて発表された報告書は、創造力と革新力及び公共機構の実力は徐々に国の競争力発展のカギになると指摘した。中国については、幹部の汚職、安全リスク、責任追及体制の欠陥、商業道徳基準などに問題があり、競争力を低下させていると記した。
同じアジアの国では、台湾は前回より1位上昇して12位、韓国は順位を6つ下げて25位。
(翻訳編集・楊雪、叶子)