「40℃でも涼しいほう」、中国の猛暑で豚も熱中症

2013/08/08
更新: 2013/08/08

【大紀元日本8月8日】暦の上ではすでに秋だが、中国各地では猛暑が続いている。中国メディアによると、7日16時の最高気温トップ5は重慶市と浙江省奉化市が43.5℃で首位、四川省興文43℃、同省徐永42.8℃、同省合江42.6℃と続く。

記録的な猛暑が全国を席巻している。同日15時の観測によると、国土の六分の一は35℃以上の猛暑に襲われおり、そのうちの7万平方キロは40℃を超えている。130の観測点は今年の最高気温を記録した。

上海市では同日12時に最高気温が40.8℃まで上昇し、1872年に気象記録が始まって以来の最高気温を記録した。

歴史的な猛暑は各地で影響を及ぼしている。緑茶の有名ブランド「龍井」の生産地である杭州では、連日40℃を超える高温で1000ムー(約67万平方メートル)の茶畑が枯れてしまった。収穫まで3~4年間はかかるため、今後三年間の収穫は見込めないという。

福建省では6日、豚の輸送車が横転し、脱出のチャンスにも関わらず、12頭の豚は熱中症になり道路の真ん中で動けず、1頭は死亡した。

中央気象台によると、高温は12日前後まで続くという。

(翻訳編集・高遠)