【大紀元日本7月12日】新たな暫定政府と、モルシ元大統領派との間で対立が続くエジプトで10日、イスラム教のラマダン(断食月)が始まった。
イスラム教徒の義務であるラマダンは約4週間続けられ、期間中は日の出から日没までの飲食が一切禁じられる。元々、モルシ氏の支持母体はイスラム系の「ムスリム同胞団」であるため、今回の断食月によって、対立が続く両派の間で和解が進むとの見方がある一方、同氏支持派の宗教的結束が一層強まる可能性も出てきている。
ラマダン2日目となる11日も、首都カイロのモスク前では断食中のモルシ氏支持者らが多く集まり、イスラム教の聖典「コーラン」を読み上げ、祈りを捧げるなどした。
(翻訳編集・森 豪太)