鶏肉から抗生物質 仕入れ先に北京吉野家も

2012/12/26
更新: 2012/12/26

【大紀元日本12月26日】北京市当局は22日、山東省六和グループの鶏肉を取り扱う23の食品関連企業を公開した。北京の吉野家、ケンタッキーフライドチキン(KFC)などがリストアップされている。六和グループが鶏の飼料に抗生物質を投与したことがメディアに公開されたことが発端。国内メディア各社が報じた。

上海市当局も18日、ケンタッキーやピザハットなどを経営する米ファストフード、ヤム・ブランズの上海物流センターの鶏肉製品から、インフルエンザ治療薬として使用されるアマンタジンに似た成分が検出されたと発表していた。

中国では先月から45日間で出荷する「速成鶏」が問題になり、山西省の粟海グループが、鶏の飼料に、禁じられているビタミン剤や抗生物質などを加えることで、成長を促進していたことが報じられていた。相次いだ速成鶏問題で、中国では鶏肉離れがひそかに進んでいる。

(翻訳編集・余靜、張英)