上海の鉄鋼大手で死傷事故 1600℃の溶融鉄が流出

2012/12/18
更新: 2012/12/18

【大紀元日本12月18日】中国鉄鋼大手の宝鋼集団は17日、上海市内の製鉄所で、溶解した銑鉄の入った容器がひっくり返る事故が起きた。作業員2人が死亡、13人が負傷。負傷者の中、全身火傷で危篤状態に陥った1人を含み、6人が重傷で入院治療を受けている。地元紙・東方早報が報じた。

事故は現地時間の午前9時ごろに発生。事故当時、容器に1600℃の溶融銑鉄270トンが入っていたという。事故原因は当局が調査を進めている。

中国では2007年、遼寧省鉄嶺市にある鉄鋼工場でも同様な事故が起きており、高温の溶融金属が会議中の作業室に流れ、32人が死亡する大惨事が起きていた。

(翻訳編集・張凛音)