【大紀元日本11月21日】広東省や福建省などにまたがる偽ブランドバッグの製造グループが一斉検挙された。37カ所の製造拠点が取り締まられ、73人の容疑者が逮捕。偽ルイ・ヴィトンやエルメス、グッチ等のバッグ2万点余が押収され、バッグに使われる革や製造機器なども含め、総額50億元(約650億円)に相当するという。19日付の新京報が報じた。
同報道によれば、今年年初、広東省広州市公安局は、ルイ・ヴィトンの贋物を製造販売している国際犯罪グループが活動しているとの通報を受けた。広東省、福建省、安徽省の公安当局は、主な輸出先となるアメリカの移民税関捜査局と協力し、5月に重要容疑者となる銭軍を探り出した。
銭容疑者によると、偽ブランドバッグの製造は「難しくない。洋服を作るのと同じ」だという。注文されたバッグの図面を50元(650円)で書き、革と部品を仕入れ、バッグ職人に作らせる。1人1日5つ作れるが、出荷価格は8元(約100円)~55元(約700円)と廉価だという。
押収されたバッグは「粗末で、手触りも悪く、粗悪な革に粘着剤の臭いが漂っている」。なお、バッグはアメリカのみならず、中東などにも出荷していたという。
(翻訳編集・余靜)