【大紀元日本11月12日】米人口専門家デュデリ・ポストン教授は、2020年に中国人独身男性が約5千万人に上り、深刻な社会問題になると警告した。中国政府が過去30年間にわたり実施してきた一人っ子政策が原因だと教授が指摘した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアが報じた。
長年、中国の人口政策を研究しているの同教授によると、中国の男女比例が15年前の115人対100人から現在の120人対100人に変化し、男女比例の不均衡が深刻化している。
教授は、8年後に独身男性が約5千万人に達すると推算した。独身男性の増加により売春業の拡大が見込まれ、エイズ蔓延につながる恐れがあると懸念している。
ここ10年間、中国の20~29歳の若年労働者が14%減少しており、10年後には17%減少する。また2015年~2020年の間、一人子政策が調整される予想だが、男女比例の不均衡が改善される見通しは薄い。現在の中国人女性の出産率は1.5人であり、今後も大きな改善が見込めない。
(翻訳編集・余靜)