中国著名人権活動家、米政府に「臓器狩り問題に関心を」

2012/11/08
更新: 2012/11/08

【大紀元日本11月8日】ノーベル平和賞の候補者だった中国著名な人権活動家胡佳氏は、米国政府に対して中国の人権問題、特に囚人を対象とする臓器狩り問題に注目するよう呼びかけた。

中国共産党大会が間近に迫る中、「不安定要素」として当局に北京の自宅から出身地の安徽省へ追い出された胡佳氏は、大紀元(中国語版)の電話取材を受けた。

監禁施設の法輪功学習者への臓器狩りについて、「その残虐さは想像の限度を超えていたから」、当初は自身もその信憑性を疑っていたと同氏は話す。しかし、重慶市元公安局長王立軍(懲役15の刑で服役中)の米総領事館駆け込み事件により、彼はその犯罪の存在を確信できるようになったという。

「大連市の人体標本の製造工場を含めて、中国での臓器・死体密売を証明できる事実がどんどん浮上している。特に王立軍・薄煕来事件以降、証拠は後を絶たない」と同氏は話した。

また、106人の米連邦議員が米政府に王服役囚が持ち込んだ臓器狩りに関する証拠の開示を要請したことについて、同氏は非常に歓迎すべきことだとし、「国際社会が確固たる証拠を掴んでいるはず」と述べた。

また、同氏は、内情を把握している共産党指導部に対して、事実関係を早急に公開するよう求めた。「このような犯罪を黙認する政権は百回崩壊しても足りない」と切り捨てた。

(記者・李真、翻訳編集・叶子)