【大紀元日本10月23日】米戦略国際問題研究所(CSIS)の調査報告によると、2000年から2011年の12年間で、中国の国防費増加率がアジア諸国でトップになった。米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が伝えた。
15日、CSIS研究員ヨアヒム・ホフバウアー氏の発表によると、これは中国、インド、日本、韓国、台湾の国防費の調査結果であり、中国は2005年に日本を超え国防費支出が最大になったという。それ以前にも中国は2001年にインドを追い抜き世界第2位になっている。
中国の国防費は、調査対象である5つの国と地区の国防費総額中に占める割合が、2001年の19.9%から2011年には40.2%にまで増加している。これは中国国防部が公開した数字で、実際の割合はもっと多いという見方が一般的だとホフバウアー氏は述べている。
また、中国の次に並ぶ韓国は国防費増加率第2位の国で、毎年平均4.8%増加している。インド、日本の増加率はそれぞれ3.6%と3.5%。調査対象である5つの国と地区の中で増加率が最も低い台湾は毎年1.8%と発表されている。
さらに、すべての調査対象の国防費は過去11年間増加し続けており、2005年以降の増加傾向が最も顕著であることが明らかになったと発表。
報告書では、日本以外の国や地区の国防費はすべて部隊の数を維持することを優先し、訓練、補償、設備や維持の費用が大きく増加していないことから、質より量を重視していることも明らかになった。
(翻訳編集・坂本了)
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