崩落した大門(ネット写真)
【大紀元日本8月15日】浙江省杭州市で12日、観光街に立てられた大門が突如、崩れ落ち、観光客の女性2人が死亡し、男性1人が重傷を負うという事故が起きた。
事故が起きたのは、南宋時代の古い町並みを再現した商業区「河坊街(清河坊)」。杭州市の歴史文化街として、人気の観光スポットとして当時も賑わっていた。崩壊した大門は2001年に街の西側入り口に立てられたもので、地元のシンボル的建物になっていた。
目撃者によると、大門は何の兆候もなく突然、崩壊した。数人が下敷きになり、周囲は木屑と埃塗れになったという。人々は救い出され、病院に運ばれた。呂さん(女性)は即死で、蒋さん(女性)病院に運ばれた後、死亡した。重傷の秦さん(男性)と呂さんは夫婦だという。
杭州市清河坊歴史街区管理員会が発表した調査によると、崩壊は、大門の鉄筋コンクリート基礎部分と木製牌楼の接合部にできた亀裂によるもので、木製牌楼の接合部は腐食したためではないかと見ている。詳しい原因について更に調査をすすめると同会は発表している。
(翻訳編集・池葉)