【大紀元日本8月14日】先日、江蘇省連雲港市カン楡県で炭疽菌感染者が確認された。感染源は別の省から運んできた牛だという。
同県半路村の村民王さんによると現在10人余りが感染者と診断され隔離されているという。
「これら感染した人たちは東北から病気の牛を運んできて感染した。多くは女性だ。皆、身体に赤い腫物ができ、それが水泡に変わり、黒く変色した。その後、炭疽菌感染と確診された。およそ1週間前に村人たちはこの話を聞かされた」
村民高さんによると、現在半路村は封鎖され、感染者たちは大きな病院で隔離されているという。牛が感染源であったため、現在、現地の人々は恐ろしくて牛肉を食べることができないそうだ。また、牛を屠殺した人が多く感染していると高さんは話す。
国内メディアの報道では7月25日、半路村の村民10人が他の省から病死した牛を運んできて屠殺した後、7人は皮膚が腫れるなどの症状が現れたと報じている。現在2人が炭疽菌感染と確診され隔離病棟で集中治療を受けているという。
中国では2011年にも遼寧省で牛からの皮膚炭疽が発生しており、当時は35例の感染症例が報告されている。
炭疽は人獣共通感染症であり、皮膚の傷口から侵入して皮膚で発症する皮膚炭疽が最も多い。人獣とも死亡率・感染力が高いと言われる。
(記者・方暁/翻訳編集・坂本)
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