【大紀元日本7月20日】オバマ大統領が雨に打たれながら演説する動画が、中国で思わぬ反響を呼んでいる。
中国の動画サイト・優酷ネットに投稿された同動画は、オバマ大統領が14日、バージニア州で大統領選の演説を行った時の様子を記録している。演説の途中で突如の雨に見舞われながら、大統領が演説を続けていたという。
この動画が投稿され24時間も経たないうちに、すでに105万回再生され、約5000通のコメントが書き込まれた。中国のネットユーザーの心をつかんだのは演説の内容ではなく、随行するメンバーらが傘を差し伸べることもなく、雨に濡れ演説する大統領の姿だった。
「この映像の横にある動画を見てごらん。中国の小学生が雨の中で行ったパフォーマンスを、幹部らが傘の中で観賞しているんだよ。なんて皮肉なことだろう」(双魚座天空)
「有権者たちも雨に濡れているから、オバマ大統領は傘を差したくてもできないだろう。私たちの場合はどうだろう。幹部らは悠々と車で視察にやってくるが、彼らを歓迎する小学生は2時間前から寒さの中で待たされる」(sesuuu)
中国では、米大使ゲイリー・ロック氏の庶民的行動が昨年就任以来、話題を集めている。市民の称賛する声とは対照的に、政府系メディアは一連の行動を「ショー」だと批判している。今回の動画についても、「これもパフォーマンスというなら、われわれもやろうよ。真逆な光景に慣れているから、この映像は確かに新鮮だ」と冷やかすユーザーもいる。
(翻訳編集・余靜)