【大紀元日本7月5日】走行中の車は突然、崖から転落し、1000メートル下の谷に姿を消した―映画のワンシーンのようだが、これは実際の事故場面だ。雲南省の試験開通中の道路で2日、路面崩落のため、2人が死亡、2人が負傷する事故が起きた。
事故があったのは雲南省緑春県内の2級道路で、全長132.6キロ、42億元(約504億円)の工事費が投じられ、4月27日に完成したばかり。現在、試験開通中だという。2日、路面の半分が突然崩落し、走行中のマイクロバスが崖へ転落した。
同県関係者によると、道路は試験開通後まもなく、数ケ所の路面が崩落したため、一時利用禁止となっていた。6月30日に補修工事が終了し、再び開通した。その直後の今月2日に事故が起きたという。
同事故はミニブログで写真を掲載されたのち、手抜き工事を疑う声が出ている。
これについて、県側は「6月の雨季に入ると山滑りが頻発する。今回の事故もこういった地質災害によるもので、正常な事故と言える」と、なんとも苦しい弁解を展開した。
(翻訳編集・高遠)