【大紀元日本6月28日】25日、広東省沙渓鎮で出稼ぎ労働者による暴動が発生し、1万人が参加したという。鎮圧に当たった警察官との衝突で、多数の負傷者が出ており、4、5人が死亡したとの情報も伝えられている。27日には沈静化したもよう。
事件の発端は四川省出身の少年(15)と地元学生との争いによるもので、少年は警備員に殴打され、重傷を負った。少年の両親と出稼ぎ労働者が地元政府に説明を求めたが、口論となり、情報を聞きつけた仲間が駆けつけ、役所を囲い込んだ。騒ぎは大きくなり参加者は1万人に達したと目撃者が証言する。26日、参加者は投石などで警官と衝突、300人以上が負傷し、少なくとも3台の警察車両が破壊された。目撃者によると、4、5人の死亡者が出ているという。
26日夜、同鎮のすべての店舗は営業を停止し、同鎮に通ずる道も封鎖された。また、事態の沈静化を図るため、60~70台の軍用車両と数千人の警察官が動員されたもよう。
一方、当局は暴動の発生を認め、「負傷者と死亡者は出ていない」とコメントした。
(記者・古清児、翻訳編集・余靜)
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