江西省は16年ぶりの暴雨に見舞われた(ネット写真)
【大紀元日本6月27日】江西省、広西省など中南部で22日から降り続ける豪雨による災害が拡大している。少なくとも20人が死亡、8人が行方不明、被災者は240万人を超えた。国内メディアが報じた。
中国政府の発表によると、最も深刻な被害を受けたのは広東省、広西省、江西省、浙江省、湖南省など。22日からの豪雨で、広西省内の50本の河川が警戒水位を超えている。
江西省は16年ぶりの暴雨に見舞われ、洪水による家屋倒壊が1751棟、住民3万人が避難した。浙江省の52の大・中型ダムの水位は既に厳戒レベルを超えているという。
広東省は豪雨で35万人が被災、2人が死亡、4人が行方不明の被害を受けている。
一方、湖南省宜章県の莾山国家森林公園では暴雨による地滑りが発生し、トラックが流され、旅行者ら負傷者4人、行方不明者2人、90人が立ち往生するという被害が起きた。
中央気象台は25日~28日、中部、南部及び一部沿海地区で最大200ミリ~260ミリの豪雨を予測しており、長江沿岸都市では洪水の災害に見舞われる可能性があるとしている。
一方、今年5月以降、北部では35℃~40℃の高温が続き、田植えができない状態になっている。
(翻訳編集・余靜)
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