【大紀元日本6月23日】中国では毎年、離婚率が上昇している。2011年に離婚手続きをとった夫婦が約287.4万組で、前年度より7.3%も上昇したことが、中国民政部が6月21日に発表した「2011年社会サービス発展統計」で明らかになった
2011年 離婚率が2.13%
公表されたデータによると、2004年から2011年の8年間、離婚率が1.28%から2.13%にまで達し、ほぼ直線的に上昇している。経済状態が悪くなるほど、離婚率は増加する傾向と警告する専門家もいる
そのうち民政局で離婚手続きをしたのは220.7万組で、裁判所で離婚したのは66.7万組である。もう一方で、2011年に婚姻登録機関が受理した婚姻届は1302.4万組で、前年度より4.9%上昇した。
2001年の第1四半期46.5万組が離婚、2000年より17.1%上昇
2011年の第1四半期の離婚人数は、四川省が最多の3万8228組で、中国31省のトップに立った。次が山東省、最も少なかったのがチベット自治区の192組である。北京は8千44組で21位にランクインした。
離婚の最大の原因は「不倫」で、そのほか「拝金主義」、また軽い気持ちで結婚、離婚する「80後」など。しかし、その裏に見られるのはモラルや道徳の低下で、昔ほど結婚に重み、責任を感じなくなった事にあるとみられている。
(翻訳編集・池葉)
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