人権団体「フリー・チベット」(本部・ロンドン)の公表によると、20日に青海省玉樹チベット自治区でチベット人男性2人は焼身自殺を図った。中国当局によるチベットの圧制を抗議するためとみられる。
インドのチベット支援団体「蔵青会」によると、2人は22歳と24歳の男性。同会はチベット国旗を手にしながら、火の中で倒れていく現場の映像と写真を公開した。当時、彼らはチベット独立のスローガンや、ダライ・ラマ14世帰還の許可を求める内容などを叫んでいたという。
中国国営新華社通信の英語版報道はこの事件を報じ、一人は死亡、一人は重体だと伝えた。
ワシントンにあるチベット支援団体の統計によると、2009年以来、中国当局の政策を抗議するため焼身自殺を図ったチベット人は41人を超え、そのうちの31人は死亡した。
(翻訳編集・叶子)
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