広東省、子ども服の3割が不合格(jadis1958)
【大紀元日本5月30日】広東省広州市商工局は27日の記者会見で、今年1~6月の間に流通する子供服を対象に行った打ち抜き検査で、3割の製品が不合格で、発がん性物質「ホルムアルデヒド」の含有量が基準値を超えていると明かした。広東省地方紙・南方都市報が28日に報じた。
同局関係者によると、検査されたのは88社の100種類の製品。ホルムアルデヒド、PH値、染色堅牢度、繊維成分含量などの検査項目を含まれているという。
その結果、全体の30%を占める30製品に品質的に問題があり、その内の2製品のホルムアルデヒドの含有量及び8製品のPH値は基準値を超える。その他、5製品が染色堅牢度、4製品が摩擦堅牢度、1製品が洗濯堅牢度の基準に達していないという。
洋服の防虫のために使用されているホルムアルデヒド(37%以上の水溶液はホルマリンと呼ばれる)は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こし、長期的に吸い込むと発がんの危険性も指摘されている。
また、アルカリ性が強いことも問題視されている。強いアルカリ性は皮膚に影響を与え、病原菌の侵入を受けやすくなる。製品の中和または水洗いが不十分であることが原因だと見られている。
一方、繊維成分表示が実測値と異なった製品は20数種類に上っており、原料と製品の成分分析を怠ったためだという。
(翻訳編集・余靜)
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